早朝の5時。
巣を見に行くとものすごい数のオオスズメバチ。
嫌な予感は的中した。
天気もよく、寝起きもとてもいい朝だったが妙な胸騒ぎがあった。
初めて、本格的なオオスズメバチの襲撃を受ける。
自作した巣門前に設置したトラップにはかかっていないものの、数としては10匹ほどのオオスズメバチが巣の周りを飛びまわり、飛んでいるミツバチを捕らえては林のなかに飛んでいっている。
肉団子にして巣に持ち帰るのだろう。
これまでは小型のキイロスズメバチなどがよく来ていたが、オオスズメバチが集団で襲来したのは初めて。
ヤンキー車のフロント部分のようなツラ構えでミツバチに狙いを定めている様はかなりいかつい。
中学生の頃に刺された記憶がよみがえって胃が痛くなりつつも、虫網で恐るおそる一匹づつ捕まえてはネズミ捕り用粘着シートに貼りつける。
すると後からやってくるオオスズメバチは、捕まったスズメバチが非常時に出すフェロモンのせいか、ぞくぞくと粘着シートにたかってはもがいている。
スズメバチも同じ種類でないと後から粘着シートにかかることはなく、キイロスズメバチを生け捕りにして貼り付けてもオオスズメバチは見向きもしない。
なのでオオスズメバチを生け捕りにしてはピンセットでつまんで貼りつける。
恐ろしいがこれをしばらくの間、地道にやり続けるしかない。